・なんだか最近やる気がでなくて練習に気持ちが入らない
・やる気が出ない理由が自分でもわからない
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- なぜやる気がでないか考えてみる
- やる気が出ない理由7選
- やる気が出ない理由を解消し、やる気を出す方法8選
本記事を書いている私は、小学校4年生から35歳の今に至るまで、ずっとバスケをやってきました。
しかし、ずっとバスケを楽しくやってこれたかというと、そうではありません。
何度もやる気がなくなったり、少しバスケから離れた時期もありました。
でも、まだこうやってバスケが楽しめているのも、今回ご紹介する「やる気を出す方法」を感覚的に理解し実践してきたからだと思います。
今回は、そんなバスケ歴25年の私が、バスケに対するやる気をなくしてしまっているプレーヤーに対し、やる気が出ない理由とやる気を出す方法をご紹介します。
この記事を読めばあなたの悩み解決のヒントになると思いますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
なぜやる気がでないのか考えてみよう
どうしてやる気が出ないんだろう、考えてもよくわからない
この記事に興味を持ってくれた方の大半は、自分がなぜやる気が出ないのかわかっていないのではないでしょうか。
ここではやる気が出ない理由についてご紹介していきますが、その前に皆さんにやって欲しいことがあります。
やる気が出ない理由を紙に書いて考えてみる
やる気が出ない理由がわからない原因の一つは、頭だけで考えているからです。
いや、自分のことなんて自分の頭で考えればわかるでしょ
と思った方も多いと思います。
しかし、頭で考えるだけだと、同じ事を何度も考えてしまったり、別のことを考えてしまったりして意外に結論が出ないことが多いはずです。
そんな時に有効なのが紙に書き出す「ジャーナリング」という手法です。
やり方は簡単です。
- ノートの左上に「なぜやる気が出ないのか」と書く
- やる気が出ない理由について5分間ひたすら書き続ける
たったこれだけです。
時間を区切って、1つのテーマについて自分の思いを書き続ける、これをやるだけで今まで自分でも気が付かなかったことが、言葉にできることがあります。
ただしやるときに注意点があります。
- 恥ずかしがらずに言葉にする
- 誤字、脱字などを気にしない
- 誰にも見せない、見られない(書いたら捨てる)
この3つです。とにかく誰にも見せるわけでないので、頭に思い浮かんだことは全て文字にしてみましょう。
本当に何でもいいです。頭に浮かんだこと全てです。
ここまで読んだ方はぜひここで取り組んでみましょう。
やる気がでない理由7選
ジャーナリングで、やる気が出ない理由はなんとなくわかったでしょうか。
ここでは、やる気が出ない主な原因をあげてみようと思います。
成長が伸び悩んでいる(ある程度上手くなってきた)
最初はやる気が高かったのに、時間がたつにつれてやる気が下がっていくのは普通のことです。
やる気が出ないのは最初よりも上手くなっている証拠でもあり、ここで踏ん張れる人は必ずうまくなります。
成長の伸びが原因でやる気が出ないプレーヤーは、目標設定をしていないか、目標設定をしていても適切に設定できていない可能性が高いです。
この理由が原因でやる気が出ない方は、「明確な目標を設定する」をご覧ください。
周りの人と比べている
ライバルがいることはいいですが、必要以上に他人と比べてしまってはいませんか。
過剰に他人と比べてしまうと、自分の成長が遅く感じてしまったり、自分には才能がないのではないかと感じてしまい、やる気がなくなってしまう時があります。
同じ練習をしているのに、はやくできるようになる人もいれば、なかなかできるようにならない人もいます。
他の人の成長を気にするのではなく、自分がどのくらい成長したのかを意識しましょう。
この理由が原因でやる気が出ない方は、「明確な目標を設定する」をご覧ください。
監督や親から暴言や心無いことを言われる
この問題も非常に多くのプレーヤーが抱えています。
下記の状況が続いている方は要注意です。
- 練習中、試合中にうまくできなくて、監督に怒鳴られる。
- 監督が自分のミスにだけ厳しい
- 練習試合や試合後に、家で今日のプレーの悪かったところを詰められる
自分がやっていることが、人に認められない、特に身近な存在に認められないと、やる気を失ってしまいます。
この原因でやる気が出ない方は「言われたことの真意を考える」をご覧ください。
予定が詰まりすぎている
予定が詰まりすぎており、いろいろなことに力を注がないと、そのうち全てに疲れてしまい、やる気がでなくなってしまいます。
この状況になっている人は、バスケだけなく、他のことにも興味ややる気が湧かなくなっていることが多いです。
自分の一週間のスケジュールを確認してみましょう。
暇な時間が全くないといった人もいるのではないでしょうか。
予定があることは非常に良いことですが、どんなことも程度によります。
脳が休まる暇がないと、疲れ切ってしまい、何事にも集中ができなくなることがあります。
この原因でやる気が出ない方は「瞑想する」をご覧ください。
マルチタスクを行っている
予定が詰まりすぎていると同じように、脳が疲れてしまうのがマルチタスクです。
最近はタイムパフォーマンス重視の方が多くなっており、家ではご飯を食べながら、テレビを見て、スマホで友達と連絡やSNSをやるなど、マルチタスクをやることが当たり前になってきています。
しかし、マルチタスクは要注意です。
本来人間の脳はマルチタスクに対応していないため、自分はマルチタスクができているように思っていても、自分の脳は瞬時に集中する対象を切り替えているにすぎません。
なんとある研究結果では、マルチタスクをすることによってIQが下がってしまうというデータもわかっています。
それに加えて、1つのことに集中ができなくなり、結果として何事にも興味がわかない、やる気が出ないなどの症状が出ることがあります。
この原因でやる気が出ない方は「瞑想する」をご覧ください。
睡眠が十分にとれていない
小中学生の必要な睡眠時間を知っていますか。
なんと9時間から11時間が必要といわれています。
それに対し、内閣府によると小中学生の平均睡眠時間は9時間を切っており、慢性的に寝不足状態になっています。
寝不足の状態だと、意欲がでなくなったり、集中ができなくなってしまったりと、やる気だけでなく、集中することもできなくなります。
特に睡眠時間が8時間を下回っている人は注意が必要です。
この原因でやる気が出ない方は「“十分な睡眠をとる(睡眠の質を高める)」をご覧ください。
栄養(たんぱく質)が足りていない
脳内からドーパミンが出ることによって、やる気が出ることがわかっています。
そのドーパミンを脳が作り出す際に必要になるのがたんぱく質です。
つまりたんぱく質が足りなくなると、ドーパミンも作り出すことができなくなり、やる気が出ない、下がってしまいます。
たんぱく質は身長が伸びる際にも必要な成分であり、非常に大切な栄養素となっております。
身長を最大限伸ばす方法については、「身長が伸びない?筋トレをして身長を最大限伸ばす方法」で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
この原因でやる気が出ない方は「十分な栄養を摂る」をご覧ください。
以上がやる気がでない理由7選でした。
では、やる気がでない理由が分かったところで、次にどのようにすればやる気が出るのか解説していきます。
やる気が出ない理由を解消し、やる気を出す方法8選
先ほどご紹介した「やる気が出ない理由」に対して、それぞれの理由に応じた解決法をご紹介します。
やる気が出ないときに、やってしまいがちなことは、「今日から頑張るぞ!」と決意するなど、精神力で何とかしようとすること。
しかし、根本的な原因が解決されない限り、またすぐにやる気がでなくなってしまいます。
これからご紹介をする解決法から自分に合うものを実践してみてください。
明確な目標設定をする
- 成長が伸び悩んでいる(ある程度上手くなってきた)
- 周りの人と比べてしまう
この2つでやる気が出ない方には、明確な目標設定をすることが有効です。
目標を設定するステップは以下の通り
- 直近の自分の試合や練習を振り返る
- ジャーナリングで自分の課題を書き出す
- BリーグやNBAなどで目標となる選手の動きを研究する
- 再度1に戻り、1で上げた課題をより明確に書き出す
- 普段の練習でどのように課題を解決できるか考える
- 普段の練習で実践する
課題や目標については、とにかく細かく具体的にしましょう。
練習メニューに慣れてしまったり、マンネリ化してしまっている場合は、普段の練習メニューに自分ルールを加えるなど、自分の課題を解決できるように工夫してみましょう。(ドリブルを制限したり、相手にディフェンスの強度をあげてもらうなど)
そして課題を設定する時に重要なのは
- いつまでに達成するのか(例:3か月後までに)
- どのような練習をするのか(例:右左と左右のミートからのスリーポイントを1日100本)
- 達成したと言える基準はなんなのか(例:練習での成功率50%)
と、やるべきこと、達成期限と達成基準を決めることです。
人はやるべきこと、やらなければいけない期間が明確になることによって、自然とやる気が出てきます。
監督や仲間とコミュニケーションをとる
監督や仲間と目標設定をした内容などに対して、日頃コミュニケーションをとりましょう。
理由は、監督やチームから求められている役割と、自分の目標を一致させることで
- 練習をすればするほど、チームに良い影響を与えられる
- 監督の信頼を勝ち取れる
- 試合に多く出ることができる
- 自分のやる気がさらに上がる
と好循環が生まれるからです。
バスケはチームスポーツです、いかに目標設定をしても、それがチームの中で生かすことができなければ、独りよがりのプレーになってしまいます。
言われたことの真意を考える
監督や親から心無いことや暴言を言われる環境の方は、まずはその環境から抜け出す努力をした方が良いです。
今はクラブチームも少しずつ増えてきており、プレーヤーがチームを選ぶことも少しずつできる状況になってきています。
そもそも、自分の体、心を犠牲にしてまで、スポーツをやる必要はないと私は思っています。
でも、それでも辞めたくない、頑張りたいと思うプレーヤーは是非、「言われたことの真意を考える」をやってみてください。
やり方は、
- 言われた言葉をまず受け取る(例:そんなプレーしてるなら試合に出さないぞ、ばか)
- その言葉から真意を自分で考えてみる(例:スクリーンアウトを忘れて、相手にリバウンドをとられてしまったから、次から注意しよう)
- こんなこともちゃんと伝えられないのか、と相手をあわれむ
たったこの3つです。
本来、それは大人である監督や親が相手に伝わる様に言葉を選ぶのが一番ですが、感情的な言葉でしか伝えることができない大人も数多くいます。
そんな時は、言葉にされたものを直接受け取るのではなく、頭の中で言葉を変換してみましょう。
これはあくまでも、テクニックでしかありません。
やはり、最終的にはその環境から離れることをお勧めします。
瞑想をする
-
- 予定が詰まりすぎている
- マルチタスクをしている
この2つの理由でやる気が出ない方は、まずは、予定を1つなくしてみたり、マルチタスクをせず1つに集中するよう努力してみましょう。
それも難しい方は瞑想を取り入れてみましょう。
1日たった15分、寝る前に行うだけです。
やり方は
- 目をつぶり、あぐらをかいて、いい姿勢で座る
- 呼吸に意識を向け、鼻から5秒から7秒かけゆっくり息を吸う
- お腹が膨らむのを意識する
- 鼻から7秒から10秒かけゆっくり息を吐きだす
- 他のことを考えてしまっていることに気が付いたら、再度呼吸に意識を向ける
- 2から5を15分程度繰り返す
の手順になります。
最初から15分やるのは難しいので、5分程度から徐々に時間を増やしていきましょう。
瞑想をすることで、不安感やストレスが減少しやる気が出るだけでなく、脳の疲れがとれ集中力が高まります。
お金も時間もかかりませんので、ぜひやってみましょう。
十分な睡眠をとる(睡眠の質を高める)
日本の小中学生の必要な睡眠時間が9時間から11時間なのに対し、平均で9時間未満しか取れていません。
ほとんどの小中学生が睡眠不足の状態で毎日の生活を送っています。
無駄な時間を減らして、睡眠時間を長くとれるようにするのが一番良いですが、そうもいかない方も多いと思います。
睡眠の効果は「睡眠時間×睡眠の質」で決まります。
そのため、睡眠時間をこれ以上増やせない方は、睡眠の質を高める努力をしましょう。
睡眠の質の高め方は「身長が伸びない? 筋トレをして身長を最大限伸ばす方法」でご紹介していますので、是非ご覧になってください。
やり方は
- 毎日寝る1時間30分前に、40℃のお風呂にゆっくりつかる
- カフェインは15時以降は摂らない
- 寝る2時間前くらいからはテレビ、スマホなどは見ない
- 寝る前に、今考えていること、不安なことをノートに書き出す
- 寝るときにラベンダーの香りを嗅ぐ
の5つになりますので、是非実践してみてください。
また、プロスポーツも協賛している、睡眠の質が上がるなどの効果がある、子供用サプリメントもありますので、是非使用してみてください。
ノビルン 子供 身長サプリ カルシウム マグネシウム ビタミンd
十分な栄養を摂る
ドーパミンが脳から出ることにより、やる気がでたり、集中力が高まったり、ポジティブになることがわかっています。
そして、そのドーパミンを作るのに必要なのがたんぱく質になります。
特に動物性たんぱく質は、ドーパミンを作る原料になるだけでなく、筋肉の成長、身長の伸びにも使われますので、肉やヨーグルトなどを積極的にとっていきましょう。
また、普段の食事から必要量をとるのはなかなか大変たので、食事のあとや間食、寝る前などにプロテインを飲むのもおすすめです
やる気がでる名言をみる
自分でやるべきことをやったら、バスケの偉人たちの名言を読んで更にやる気を出しましょう。
・気持ちで負けるなんて話にならない(田臥勇太)
・後悔もするし弱音も吐く、それでも必ず前を向く(田臥勇太)
・自分に期待することで、初めて物事は可能になる(マイケルジョーダン)
・目標を達成するには、全力で取り組む以外方法はない。そこに近道はない。(マイケルジョーダン)
・バスケットボール以上に大切なものがある。一番大切なことは、家族であり、お互いに支えあい、愛し合うことだ。(スティフンカリー)
・僕はバスケットボールが大好きで、楽しくプレーすることでここまでやってきた(レブロンジェームス)
・完璧な人などいません(レブロンジェームス)
バスケ漫画を読む
個人的にやる気を出すにはバスケ漫画を読むもおすすめです。
学生時代は何度もスラムダンクを読んでは、外に行きバスケの練習に励んだのを覚えています。
1.スラムダンク(Slam Dunk)
2.あひるの空
3.DEAR BOYS
一旦バスケから離れる
ここまで、いろいろなやる気を出す方法をご紹介してきました。
それでも、やる気が出ない方は一度バスケから離れてみるのをお勧めします。
無責任なこと言うな、と思われるかもしれませんが、バスケをやり始めた時の気持ちを思い出してください。
ほとんどの人は楽しいから、楽しそうだから始めたはずです。
それがいつの間にか、やらなければならない、続けなければならないと、やらされている感覚に変わってきてしまってませんか?
こんなことを言う私も、高校生の時にどうしてもやる気がでなくて、一時バスケ部から離れ、文化部に入部していた時期もありました。
でも、自分はやっぱりバスケが好きなんだと思い返し、再度バスケを再開した過去を持っています。
何をしても気持ちが入らない、やる気が出ないときは、思い切ってバスケから離れてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、やる気が出ない理由7選と、やる気を出す方法8選を紹介してきました。
あんなに好きで始めたバスケなのに、いつの間にかやる気がなくなってしまっている。
自分はなんで好きなこともできないんだろう・・・
そう思ってしまうかもしれませんが大丈夫です、みんな言わないだけで同じような悩みを抱えています。
でも、最後にそこを抜け出して頑張れるのは、自分次第!
この記事を参考に、是非やる気がなくなっている現状を、自分の力で切り抜けてください。
皆様がこの記事を読んで、少しでも前向きになれたら幸いです。
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